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【新聞業界内定者】実際のエントリーシート

エントリーシートの書き方の記事はよくありますが、実際に内定を獲得したエントリーシートを見たことがある人は、少ないと思います。「就活のミカタ」では、実際のエントリーシートを解説付きで紹介します。今回は、新聞業界大手企業に内定を獲得したエントリーシートです。

■実際のエントリーシート

【1】あなたが学校で専攻したこと

大学では、健康保健福祉学について学んでいます。中でも大学2年の10月~1月にかけて、江東区にある身体に障害のある方々の就労支援施設で60日間の実習を行いました。軽度~重度の障害を抱えた利用者と日々接し、障害を持つ人々が社会で理解を受けることの難しさ、生きづらさを理解したとともに、人間関係構築にも日々の積み重ねは必要だと学ぶことが出来ました。

【2】最も力を入れて取り組んだこと、その成果

中学・高校とバドミントンをやり、大学では未経験の硬式テニスをやるために体育会に入部しました。しかし、入部当初は30人中下から2番目の未熟者でした。誰よりも負けず嫌いが自分の持ち味であったので、毎朝2時間①ラリー、②サーブ練習、③5pmランニングを継続し、今でもやめていません。この結果、昨夏から部内ランキング1位を守り続け、エースとしてチームを引っ張っています。

【3】新聞業界を選ぶ理由

インターネットやスマートフォンの需要が伸び、確かに若年層の活字離れは以前に比べて進んでいると思います。電子媒体の利点としては、やはり「速報性」であることだと思います。しかし、電子媒体の場合、自分から情報を探さなくてはなりません。一方で新聞には細かい情報を得ることができます。また、一紙で社会や芸能、スポーツなど幅広い知識が得られます。どちらの利点も活かした融合は必須だと思います。

【4】他社と比較した弊社の強み

特定した親会社が見えにくいということだと思います。それ故、なんの縛りもなく、自由は報道ができます。だからこそ、より購買者のニーズに合った記事が掲載されているのだと思います。また、いち早くビジュアル的な紙面づくりをしており、常に時代の先取りをしていると思います。

【5】入社したらやりたいこと

スポーツ記者としてアスリートの真の姿や声を届けていきたいです。「体育会庭球部」に所属し、仲間と共に厳しい練習を乗り越えてきました。また、自身の学科での学びを活かして。チームメイトのメンタル面の向上にも正面から取り組んできました。同じスポーツ選手としての経験を活かして、日々様々なスポーツに触れて、多くのアスリートと出会い、世の中の人々に伝えていきたいです。

【6】自分の嫌いなところ

「負けず嫌い」であることです。部活動では負けず嫌いであることがチームの波及効果として仲間に刺激を与えることが出来ました。しかし、1つの目標に熱中しすぎて時々周りを見ることができない時があります。現在は副将として、冷静さを保ちつつ、チームの状況把握することを心がけています。

【7】弊社を8文字で表現して下さい

夢と希望の宝石箱

【8】東京五輪をあなたがプロデュースできるとしたらどうしますか

私は毎年神宮花火大会を見に行きます。花火は日本の素晴らしい伝統的なイベントです。そこで、神宮球場をメイン会場として、花火職人を一同に集め、東京中、ひいては世界中を巻き込んだ花火大会を行いたいです。そしてそれだけではなく細やかなサービスを提供することで、海外の方々に日本の「おもてなし」をアピールしたいと思います。

【8】解説

なかなかアイディアを出しづらい質問ですね。この内定者は東京五輪の趣旨のひとつである「日本文化をアピール」ということを意識し、日本の重要な文化である花火をアイディアに出していますね。「東京五輪」とお題を出されたことで、多くの人は「どんなスポーツを種目にしよう?」「選手になにをしてもらおう?」などと考えると思いますが、スポーツ関連ではなく、違う切り口から提案をしているところが面白いですね。

 【9】嫌がられている相手からおいしい話を引き出すにはどうしたらいいと思うか

 徹底的に相手への理解を示し、敬意を払います。相手の中から光るものを見つけた上で、こちら側の意見をいれこむようにします。まずは食わず嫌いのようにならず、1度会い、行動することが大切です。しかし、その行動が自分のものとなるかは、自分次第であると思います。

【9】解説

これまた答えづらい質問ですね!(笑)記者職、ということで実際の仕事の場面でどう行動するか?ということを見極めていたい、という質問者の意図が見えますね。

■解説まとめ

人気業界ということもあり、なかなか手強い質問が多くあったように思います。難しい質問でも易しい質問でも、「出題者の意図を汲み取った上で、自分のことをアピールする」という基本姿勢を忘れずに粘り強く取り組んでいきましょうね。

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