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【超人気レジャー施設業界内定者】実際に内定を獲得したエントリーシート

今回は人気アミューズメント企業内定者のESを紹介します。

子供の頃に家族や友人と遊園地に行ってヘトヘトになるまで遊んだ記憶って、大人になっても忘れないものですよね。就職活動にあたって様々な会社を見ている時にも、「昔このレジャー施設行って楽しかったし、受けてみようかな!」と思い立つ方も多いはず。

楽しそう、という理由で志望する人も多いレジャー・アミューズメント業界ですが、実際には楽しいだけではなく、売上などのビジネス的な側面で事業を客観視できる人材や、論理的思考をできる人を求めている場合も多いです。

そんなレジャー・アミューズメント業界の最大手企業で総合職として内定をもらった人はどんなESを書いているのでしょうか?以下、実際のエントリーシートです!

■実際のエントリーシート

■設問1 あなたは、弊社のどのようなところに魅力を感じていますか?(全角50字以内)

 「夢」という抽象的な概念を提供する事業でありながら、ビジネスとして長期的に成功しているところ

■設問2 採用ホームページ内にある「総合職の業務内容」のコラムを読んだ感想を教えてください。(全角400字程度)

 部によって行う業務がまったく違う点に、最も興味を持ちました。掲載されている社員の方がそれぞれ自分自身のやり方を見つけ、一生懸命にパーク運用について考えている姿が印象的でした。経歴を見ると4年に1度人事異動があるようで、1つ目の業務で培ったスキルを次の配属先に活かす事で、様々な人材が集まり、より多角的な見方が出来る部署になっていると感じました。更に、現場の声を届けて業務を改善していく姿が印象的でした。ページ内の佐藤さんの話を拝見し、「前例や経験の有無にとらわれないチャレンジ精神を持つ事の大切さ」に共感しました。絶えず“変化”していくことは成長するために不可欠であると思います。ですが、今ある仕事というのは、自分よりも前の人たちが苦労し、様々な人に働きかけて作り上げたものであることも忘れてはいけないと思います。築き上げられてきた伝統に敬意を表しながら、企業理念に沿って自分なりのチャレンジをしていくことが大切であると感じました。

■解説1

 冒頭にも述べたとおり、レジャー・アミューズメント業界では、意外と『ビジネス目線で仕事を捉える』人を求める場合があります。この業界が経済の状況や流行によって打撃を受けやすい、ということを考えると、華やかで楽しい表舞台の裏側では多くの人が緻密な計算を元に、汗と涙を流しながらビジネスを継続していくための努力をしている、ということです。「楽しそう!」というだけではやっていけない仕事だと思います。

 このESでは、設問1の回答や、設問2のHPで見た仕事内容への感想から、この内定者がきちんとその現実を踏まえた上で志望していることが読み取れます。レジャー・エンターテイメント系の企業を受ける際には、この内定者のようにビジネス的な観点を持っていることをESで表現するといいでしょう。

■設問3 あなたが明日から弊社の社長に就任したら、社長としてどのようなことに取り組みますか。(全角400字程度)

  「ダンススクール」を作ります。子供~大人向けのジャズ・バレエのダンスレッスンスクールです。義務教育にダンスが必修化されるなど、ダンスに対する世間の注目度は高くなっています。国際化している現代において日本人に足りないスキルは、公共の場での堂々とした表現力であると考えます。表現のプロであるダンサーが教える事で、世界に通用する表現力を身につけられると考えます。貴社が文化の土台を作る企業となり大きく社会貢献することで、レジャー施設というイメージだけでなく、企業自身の知名度を向上させていくことが狙いです。また、このプロジェクトで職場におけるダンサーの労働条件を改善していくことも目的のひとつ。ダンサーがレッスンを持つ事で長期的な雇用の可能性を広げ、ダンサー活動一本で十分に生活できる待遇にします。働いている人にも、弊社の精神の中枢である“ホスピタリティ”を、これまで以上に提供していきたいです。

■解説2

 このESを書いた本人は大学在学中に、部活にも劣らぬ練習量のサークルに所属し、ダンスに打ち込んだ毎日を送ったそうです。そういった経験を活かして、【設問3】の「あなたが社長になったら何に取り組むか?」という、アイディアが出しづらく答えにくい質問にもオリジナリティのある回答をしていますね。

このようにESに自身の経験を盛り込むと、意見に説得力が生まれますし、企業に自分のことを印象づけることができます!

■まとめ

いかがでしたか?

今回は、レジャー・アミューズメント業界について解説しましたが、どの業界でも「楽しそう!」という理由だけで受けるのはNGですし、

アイディア出しの時には学生時代の経験を積極的に活用することを意識しましょう。

このことを踏まえて、引き続きがんばってください!

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