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エントリーシート 学生時代頑張ったこと

人気通信会社から内定を獲得したエントリーシート【学生時代頑張ったこと編】

まずはこちら 【完全網羅】エントリーシート(ES)の通過率を飛躍的に向上させる書き方と例

就活を行う上で立ちはだかる関門がエントリーシートです!私も大変苦労し、何度も何度も書き直していました。どうしてもはじめは書くことがわからない、書いたとしても日記のようになってしまう、など問題がつきまといます。今回は初期に書いたエントリーシートと後半のエントリーシートを見比べ、解説していきます。

【Before】

私が学生時代頑張ったことは、コールセンターでのリーダー業務です。敬語を身に着けようとオペレーターとして働き始めたことがきっかけでしたが、働き始めて半年、業務が多忙を極めリーダー業務と新人研修が追い付かないという理由でオペレーターからリーダーに引き抜かれました。部内最年少しかも週3-4回しか出勤しないのにリーダー業務を行うことに不安もありましたが、期待に応えたい一心で引き受けました。
オペレーター50人に部内最年少しかも週3-4回しか出勤しないリーダーを認めてもらうために、朝は誰よりも早く出社し休んでいた分の対応履歴に全て目を通し、リーダー業務の一つである手上げ対応に即答できるだけの知識を身に着けることを徹底しました。手上げ対応には必ず走って向かうことを心掛け、手上げ対応でも、新人研修でも自分が上司であっても誰にでも敬語で喋り続けました。そうした積み重ねの結果みんなに仕事ぶりを認められた私は次に、自分がリーダーだったからできることはないかと最年少だという利点を生かし、話しかけやすいリーダーになろうと決心しました。オペレーターから出た意見や要望を集めほかのリーダーに共有することで、部内50人みんなが働きやすい環境づくりに一役を買ったと自負しています。わたしはコールセンターでのアルバイト経験から、置かれた環境の中で自分ができることを常に探し続け、最大限の努力を続けることを学びました

【After】

コールセンターのアルバイトを2年半続け、部内最年少のリーダーとしてチーム50人をまとめることに注力しました。業務を最も理解していたということと新人研修のフォローが上手だったことが評価され最年少でリーダーになりました。年上の方々をまとめるということに不安もありましたが、期待に応えるべく、朝早く出社し前日の対応履歴に目を通し、オペレーターからのどんな質問にも即答できるようにしました。
リーダー業務に慣れた頃、オペレーターとの連携がとれていない状況に気付きました。そこで私は最年少という点を強みに変えて、話しかけやすいリーダーを目指し、オペレーターから出た意見や要望を集めノウハウをリーダーと共有しました。オペレーターの意見を取り入れ、トークフローや入力システムを変更し、皆が働きやすい環境づくりに努めました。社会人として、顧客の期待、上司の期待を超えることを心がけたいと思います。

■解説

1.導入部分のポイント

文字数が限られていることを考慮して、まずは自身がどのような点に力を入れたのか結果がわかるように書きましょう。なぜ取り組もうと思ったのかのきっかけも簡単にかけるといいでしょう。

Before

私が学生時代頑張ったことは、コールセンターでのリーダー業務です。敬語を身に着けようとオペレーターとして働き始めたことがきっかけでしたが、働き始めて半年、業務が多忙を極めリーダー業務と新人研修が追い付かないという理由でオペレーターからリーダーに引き抜かれました。部内最年少しかも週3-4回しか出勤しないのにリーダー業務を行うことに不安もありましたが、期待に応えたい一心で引き受けました。

After

コールセンターのアルバイトを2年半続け、部内最年少のリーダーとしてチーム50人をまとめることに注力しました。業務を最も理解していたということと新人研修のフォローが上手だったことが評価され最年少でリーダーになりました

2.本論①のポイント

自分なりの工夫に字数を使いたいので、「オペレーター50人」など既に記載した情報は、「皆」など短くしましょう。

Before

オペレーター50人に部内最年少しかも週3-4回しか出勤しないリーダーを認めてもらうために、朝は誰よりも早く出社し休んでいた分の対応履歴に全て目を通し、リーダー業務の一つである手上げ対応に即答できるだけの知識を身に着けることを徹底しました。手上げ対応には必ず走って向かうことを心掛け、手上げ対応でも、新人研修でも自分が上司であっても誰にでも敬語で喋り続けました。

After

年上の方々をまとめるということに不安もありましたが、期待に応えるべく、朝早く出社し出勤日以外の対応履歴にも全て目を通し、オペレーターからのどんな質問にも即答できるようにしました。

3.本論②のポイント

Beforeでは、「仕事ぶりを認められた」という言葉を使っていますが、認められたという言葉は、自意識過剰に見えてしまうこともあるので、使わないようにしましょう。人並みの頑張ったことではなく、自分だからできたこそ気づけた、もしくは実行に移せたことがあるとより良いです。

Before

そうした積み重ねの結果みんなに仕事ぶりを認められた私は次に、自分がリーダーだったからできることはないかと最年少だという利点を生かし、話しかけやすいリーダーになろうと決心しました。オペレーターから出た意見や要望を集めほかのリーダーに共有することで、部内50人みんなが働きやすい環境づくりに一役を買ったと自負しています。

After

リーダー業務に慣れた頃、オペレーターとの連携がとれていない状況に気付きました。そこで私は最年少という点を強みに変えて、話しかけやすいリーダーを目指し、オペレーターから出た意見や要望を集めノウハウをリーダーと共有しました。オペレーターの意見を取り入れ、トークフローや入力システムを変更し、皆が働きやすい環境づくりに努めました

4.まとめのポイント

頑張ったことからの学びだけでなく、それを今後社会人としてどう活かしていくのかを伝えましょう!

Before

わたしはコールセンターでのアルバイト経験から、置かれた環境の中で自分ができることを常に探し続け、最大限の努力を続けることを学びました

After

社会人として、顧客の期待、上司の期待を超えることを心がけたいと思います。

最後に

字数が限られているのがエントリーシートの特徴です。伝えたいことに字数を使えるように、同じことは2度書かないように気を付けましょう。話し言葉も書き言葉よりも長くなりがちなので、なるべく書き言葉を使いましょう!自分で読み返しても、気づかないことが多いので、周囲の社会人(両親・先輩など)に読んで頂きアドバイスをもらうようにすると飛躍的に良くなります!

執筆者:会田ゆうこ

国立大学4年生。内定先は、インフラ系企業。4年半海外に住んでいた経験がある。大手人気企業、複数社から内定を獲得した自身の経験から執筆。

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