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【非鉄金属業界】実際のエントリーシート

エントリーシートの書き方の記事はよくありますが、実際に内定を獲得したエントリーシートを見たことがある人は、少ないと思います。「就活のミカタ」では、エントリーシートの良い部分を解説付きで紹介します。今回は、実際に就活生が不動産業界に提出したエントリーシートについて解説します。

実際のエントリーシート

 志望動機

2つあります。1つは、貴社は世界中の様々な産業を支えている点です。貴社の製品は日本だけでなく世界中の社会インフラ、自動車、航空機など多岐にわたる事業で使用されており、そのビジネスフィールドの広さに魅力を感じます。様々な海外メーカーと取引を行う貴社で、留学経験を活かし、私の軸である「日本の技術を世界の社会発展に役立てる」ことがより幅広い領域で実現できると考えます。2つ目は貴社が掲げる「循環型社会」の実現の取り組みにとても共感するからです。使用後の素材を廃棄処分するのではなく、新しい形で再利用し、社会つくりに活かすることを先日の説明会で伺い、感心しました。貴社のこういった取り組み、ビジョンは、今後更に深刻化する環境・エネルギー問題を解決するにおいて、重要で、社会的価値が高い取り組みだと考えています。貴社の技術・製品を世界に広めることによって、持続可能な社会発展の実現に向けて、取り組みたいです。

 

志望部門とその理由

加工工具を取り扱うことの奥の深さとやりがいを感じたからです。先日の合同説明会の際、実際に加工工具を見せていただき、初めて触る工具に感動しました。また用途に合わせた様々な種類があり、奥が深いと感じました。このような加工工具の営業を担うためには、工具の知識を持ち、お客様に最適なものを提供することが大切だと考えます。入社後は、工場勤務を通してしっかりと専門知識を身に付け、自ら新しいことをどんどん吸収し、工具のプロフェッショナルになりたいです。また積極的に営業職、技術職、コーポレートの方たちと交流し、会社全体を捉えられる広い視野をもった人間になりたいと考えています。また貴社は海外メーカーとも取引をしている点が魅力的に感じます。将来は、貴社の海外展開の一翼を担える存在になりたいと考えています。具体的には仕事で培ったノウハウ、専門知識を海外で活かすことができる海外駐在員に挑戦してみたいです。

 

最も悩んだ(落ち込んだ、迷った)経験】

短期留学挑戦の失敗です。私は、大学一年次に奨学金を取り、アメリカに短期留学に行こうと考えていました。しかし、奨学金を取ることができず、断念してしまいました。その後、失敗した理由を自分なりに考え、教授や実際に留学に行っている先輩などに相談しました。その中で、ただ英語を伸ばしたいという理由の甘さと留学に対する準備不足を痛感しました。そしてアメリカで自分が興味のある金融・経済について学び、発展させたいという考えに至りました。そこで現地の大学で学べ、より長期的に滞在できる交換留学に挑戦しよう考えるようになりました。交換留学へ行くことによって就職活動が遅れてしまうことに不安を感じたりしましたが、親、教授、友達に相談し、様々な意見を聞きながら、最終的に行くことを決断しました。悩んだときはいろいろな人に相談する中で、意見を得られるだけでなく、自分の気持ちを整理でき、切り替えることができると感じました。

 

あなたのお気に入りの言葉やフレーズ(四字熟語、諺、名言、俳句、川柳、歌詞など)を教えて下さい。(全角100文字以内)

上杉鷹山公の「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」です。小学校の時からこの格言はお気に入りで、困難に立ち向かう時、格言が示す通り、まずは愚直に取り組むことを意識しています。

 

解説①【志望動機】

留学経験を活かし、私の軸である「日本の技術を世界の社会発展に役立てる」ことがより幅広い領域で実現できると考えます。

 

志望動機では具体的に「私は○○がしたい!」と明確な夢・目標・成し遂げたいことを伝えることが必要です。それらを叶えるのに貴社が〇〇な理由で一番だと考えたので、貴社を志望していますという流れになります。企業研究でその企業の強みを発見しましょう。

 

解説②【志望部門とその理由】

将来は、貴社の海外展開の一翼を担える存在になりたいと考えています。具体的には仕事で培ったノウハウ、専門知識を海外で活かすことができる海外駐在員に挑戦してみたいです。

 

会社に入った後、どんなことに挑戦したいか、どうなっていたいかが書かれています。キャリアビジョンとも言われますが、将来のことをどれだけ考えているかも評価に加わってきます。

 

解説③【最も悩んだ(落ち込んだ、迷った)経験

失敗した理由を自分なりに考え、教授や実際に留学に行っている先輩などに相談しました。その中で、ただ英語を伸ばしたいという理由の甘さと留学に対する準備不足を痛感しました。そしてアメリカで自分が興味のある金融・経済について学び、発展させたいという考えに至りました。

失敗した経験、困難を乗り越えた経験は必ず聞かれます。大事なのは、「どう考え、分析し改善したのか」ということです。会社では前例のないことにも挑戦し、失敗してもくじけず改善する人が求められます。失敗しても何も学びとらない人は採用されません。

 

解説④【あなたのお気に入りの言葉やフレーズ】

小学校の時からこの格言はお気に入りで、困難に立ち向かう時、格言が示す通り、まずは愚直に取り組むことを意識しています。

 

こういった質問はあなたがどんなことに共感し、心が動かされるかを見ています。これまでの人生を振り返って何が心に残っているか考えてみましょう。

 

解説まとめ

志望動機は自分がその会社に入って何がしたいのかを伝える必要があります。志望動機は選考が進むに従って重要度が増してきます。ネットに書いてあるようなありきたりなものではなく、自分だけの志望動機を作れるよう、自己分析・企業研究を進めましょう。

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