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人気ゼネコンに内定を獲得したエントリーシート【志望動機編】

皆さんが一番苦労する志望動機。私も志望動機にはとっても時間を裂きました。なかでも特に難しいのは、他社との差別化をはかること。今回は私が去年使った実際の志望動機を元に解説していきます。

■ゼネコンの志望動機全文

東南アジア在住中に日本のものづくりに対する世界からの評価を感じました。発展途中の東南アジアで、都市ができるときにまず作られるのは建物で、その建物を中心に人が集まってくる様子を間近で見て、世界の人々の生活の基礎となる建設に携わりたいと考えました。
その中で御社を志望する理由は2点です。
1点目は御社の風土です。貴社は100年以上に渡り建設業界のリーディングカンパニーとして活躍され、人々からの「信頼」を得てきました。御社であれば叶えられるという顧客の期待に応えるために、探究心や粘り強さが社風として根付いていると考えました。私も相手の気持ちをくみ取って相手の期待以上の結果を出すことを心がけており、非常に共感を持ちました。
2点目は海外展開でも歴史と実績を積み上げているところです。東南アジアの発展を目の当たりにし、将来的には新興国に日本の建設技術を生かす仕事に携わりたいと考えるようになりました。日本のみならず全く違う文化や価値観を持つ欧米でも50年以上の実績を持つ御社であれば、どんな土地柄でもその国に合う建設が可能であると確信しました。
以上2点から他社にはない魅力を感じたので御社を志望します。

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■解説

【第1段落の解説】

東南アジア在住中に日本のものづくりに対する世界からの評価を感じました。発展途中の東南アジアで、都市ができるときにまず作られるのは建物で、その建物を中心に人が集まってくる様子を間近で見て、世界の人々の生活の基礎となる建設に携わりたいと考えました。

・ ここでは、その業界全体への志望動機とそう考えるようになったキッカケについて触れています。
・ 漠然と興味があるのではなく、自分自身の心が動かされた瞬間に触れることで、人事へ本気で建設業界に興味があることを伝えるよう心がけました。

【第2段落の解説】

その中で御社を志望する理由は2点です。
1点目は御社の風土です。貴社は100年以上に渡り建設業界のリーディングカンパニーとして活躍され、人々からの「信頼」を得てきました。御社であれば叶えられるという顧客の期待に応えるために、探究心や粘り強さが社風として根付いていると考えました。私も相手の気持ちをくみ取って相手の期待以上の結果を出すことを心がけており、非常に共感を持ちました。

・ この第2段落、第3段落では「貴社でなければいけない理由」について書いていきます。
(ここでなくてはいけないと思わない企業もあるかと思いますが、いつも気持ちは第1志望のつもりで書きましょう♪)
・ 「1点目は~」の書き出しで結論を伝え、なぜそう感じたのかを、そのあと書き連ねましょう。
・ 「共感した」「感じました」のように自身がなぜその点を魅力に思ったのかを詳し説明しましょう。

【第3段落の解説】

2点目は海外展開でも歴史と実績を積み上げているところです。東南アジアの発展を目の当たりにし、将来的には新興国に日本の建設技術を生かす仕事に携わりたいと考えるようになりました。日本のみならず全く違う文化や価値観を持つ欧米でも50年以上の実績を持つ御社であれば、どんな土地柄でもその国に合う建設が可能であると確信しました。
以上2点から他社にはない魅力を感じたので御社を志望します。

・ 基本的には第2段落と変わりません。「御社でなければいけない理由」を結論→説明の順に簡潔に相手に伝えましょう。
・ 最後の結びは、「以上2点から他社にはない魅力を感じたので御社を志望します。」と書いておけばまとまります。(もし200文字程度の志望動機であれば不要です)

■まとめ

いかがでしたか?
エントリーシートは人事がこの子に会いたいなとおもってもらうことが合格ラインです。
人事にとっては1日に何全通と読むものなので、なによりもわかりやすく!簡潔に!を意識して書きましょう。今回はゼネコン建設業界のエントリーシートでしたが、構成、段落などはかわりません。迷ったら「1点目」「2点目」と箇条書きから始めてみてくださいね!

執筆者:会田ゆうこ
国立大学4年生。内定先は、インフラ系企業。4年半海外に住んでいた経験がある。大手人気企業、複数社から内定を獲得した自身の経験から執筆。

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